システム開発
SBI損保様 がん保険(自由診療タイプ)のコアシステムを開発
Guidewire社のプロジェクトレコード最短記録 9か月にてサービスイン
お客様において、ビジネス戦略的な医療系保険商品の基幹系システム開発をGuidewire InsuranceSuite™ を適用して実装される計画でした。
Guidewire InsuranceSuite™のうちClaim Centerのみは国内での実装事例はあるものの、Policy Center,Billing Centerの国内事例はなく、かつテクニカルレポートも英語版のみの状況でした。
開発期間としては、販売開発までの期間は6ヶ月であり、その後の免責期間である3ヶ月後にクレーム機能の実装が必達でしたが、パッケージ機能の分析から機能理解までの時間はほとんどない状況でした。
Guidewire社のテクニカルコンサルタントと英語コミュニケーションをとり、Inceptionを経て、アジャイル開発によるDevelopmentフェーズから Stabilization Testを遂行いたしました。
■Phase-1 (6か月)
・Inception(1か月) 要件定義 / Fit&Gapを実施
・Development(3ヶ月) Web,Policy,Billing,経理他外部接続システムをアジャイル開発にて実施
・Stabilization(2ヶ月) 安定化テストとして、結合テスト/総合テスト/ユーザーテストを実施
■Phase-2 (4ヶ月)
・Inception(1か月) 要件定義 / Fit&Gapを実施
・Development(2ヶ月) Claim,各種システム連携をアジャイル開発にて実施
・Stabilization(1ヶ月) 安定化テストとして、結合テスト/総合テスト/ユーザーテストを実施
Fit&Gap以上に想定外の事態が数多く発生し、システム化要件の具体化もなかなかできないなかで大変な 苦労がありましたが、オンスケおよびお客様予算内にてサービスインができたものです。
お客様のビジネスに影響を与えることなくサービスインすることができたとともに、保険商品販売が好調に推移されました。 これを事例として、既存商品システムの移行も検討されることとなりました。
プロジェクト推進にあたっては、英語コミュニケーション,英語マニュアルで苦戦するとともに、パッケージ機能と国内損保のご要件を適合することに苦労いたしました。紆余曲折はあったものの、Guidewire等のパッケージを適用する場合の国内保険会社向けプラクティスを新たに構築することができました。