システム保守
システム保守におけるお客様の安心感
開発ベンダー以上の生産性と品質を評価され保守をバトンタッチ
当時、お客様は新保険商品システムとして、Webフロントシステムおよび基幹システムの構築プロジェクトを推進されておりました。
Webフロントシステムと基幹システムは各々、大手開発ベンダーとグローバルベンダーにて分担された開発体制であり、当初スケジュール,予算感を大きく超過したいわゆる炎上状態でした。
当社はビジネスアナリスト、システムアナリストとしてお客様側にたってプロジェクトに参加するとともに、レガシーシステムへのインターフェース部分の開発を担っておりましたが、多発する遅延と障害などから徐々に各システムの開発支援としても参画することとなりました。
そして、サービスイン後の保守について全面的に保守を担ってほしいとのご要請をいただきました。
構築プロジェクト全体を通じて、お客様側からの高い信頼と成果を出してきた当社に保守を担ってほしいとのことでした。
当社は、Webフロントシステム、基幹システム部分についての機能要件,開発方式、システム構成については、ビジネスアナリスト、システムアナリストとして参画していたため理解しておりました。
そこで、各システムエリアのバックログ,残障害を棚卸しして、保守体制構築後の対応すべき優先度を整理いたしました。
また、構成管理,CI/CDツール,機能テストツールなどを担当ベンダーよりナレッジトランファーを行いました。
サービスイン直後の3ヶ月間は担当ベンダーとの協業体制で推進し、4ヶ月目から単独保守体制へと移行いたしました。
お客様からみた保守体制は、日本語コミュニケーションのみであり、しかも保険業務とシステムに精通した体制であることから当初より安心感と信頼性高かったものです。
結果としても大きな問題もなく保守継続を実践しており、継続的にバックログの消化も進行してまいりました。